アンティーク15金野ウサギブローチ＆オリジナルボックス

かなりレアなブローチをご紹介いたします。1890年頃のイギリス製。ボックスを開けると、中には全速力で走る野ウサギのブローチが収められています。小さなウサギですが、フサフサとした毛並みだけではなく、美しい筋肉や骨格、そして何よりも飛ぶように走る瞬間を切り取り、リアルに表現しているのに驚かされます。ウサギは立体的で、前、横、上、下とどこから見ても自然でなめらかなプロポーションです。

地金は15金。ややピンクを帯びた色合いのゴールドです。ブローチの全長は47.5ミリで、ウサギの大きさは縦6ミリ×横20ミリ。ウサギは空洞ではなく中までゴールドが詰まった、ずしりと重量が感じられる作り。ブローチを留める部分に、着用時に外れてしまうのを防ぐ小さなストッパーが付いています。（掲載写真をご覧ください。）古いブローチに時々見られるタイプのストッパーで、ピンを閉めた後ストッパーを立ててピンを固定し、不意に外れてしまうのを防ぎます。

バーの端にウサギが付いたデザインで、ウサギが横向きにも縦向きにも変えられる作りになっています。そのため、胸元でしたら横向き付けることもできますし、ジャケットの襟などに付ける時は、縦向きにして付けることもできます。このような作りのアンティークブローチはあまり見たことがありません。元々は、男性用のネクタイピンだったと思われるブローチですが、シンプルなバータイプですので、女性にも身に着けていただけます。

さらにもう一つこちらのブローチのスペシャルなところは、オリジナルのボックスが残っているところです。オリジナルボックスが残っているアンティークジュエリーはとても少なく、100年以上もブローチと一緒に残っているなんて奇跡といえます。ボックスもとても良い状態で、蓋はカチリと音を立ててしっかり閉まります。もう二度と見つけられない芸術作品のような晴らしいアンティークブローチです。


◆ 素材　　15金
◆ 年代　　1890年頃
◆ 国名　　イギリス
◆ サイズ　　全長47.5ミリ
◆ 重量　　3.7グラム


ブローチに「15ct」と15金の刻印入り。アンティーク15金ウサギブローチは良い状態です。