ヴィクトリアン9金ガーネットリング

1888年のヴィクトリアンリング。濃厚な赤色が魅力的なアルマンディンガーネットがセンターにセットされています。深みのある赤は落ち着いた印象を与えつつ、角度によっては鮮やかな赤色に輝き、ドキッとするほど情熱的な表情を見せてくれます。石座の周囲には花模様が彫り込まれ、その凹凸から生まれる陰影と時を経た艶めかしいゴールドと相まって、静かな華やかさを感じさせます。デザインから、当時は男性用として作られた可能性がありますが、がっしりしすぎることなく、むしろ洗練された印象を受けるデザインは、女性にもおすすめです。

地金は9金。ピンクを帯びた美しいゴールドです。ガーネットの大きさは縦8ミリ×横6ミリ。作られてから130年以上の時を経た今なお彫りはもちろん、リング内側のホールマークもくっきりと残っています。通常の位置にホールマークが打たれていますが、裏側の石近くにも、1888年を示すデイトレターが入っています。このようなアンティークリングを何度か見たことがありますが、サイズ直しをしてもデイトレターが残るよう配慮されたものと思われます。

ガーネットの表面には、ルーペや拡大撮影で確認できる細かな傷が見られますが、着用時にはほとんど気になりません。格調高いヴィクトリアンの気品と、内にみなぎるエネルギーを秘めたアンティークリングです。


◆ 素材　　9金、ガーネット
◆ 年代　　1888年
◆ 国名　　イギリス
◆ サイズ　　16.5号（サイズ直しについて）
◆ 重量　　3.5グラム


リングに9金、1888年を示すイギリスのホールマーク（刻印）、メーカーのマーク入り。ヴィクトリアン9金ガーネットリングは良い状態です。