アンティーク18金トルコ石リング
1890年頃のイギリス製アンティークリングです。艶やかなカボションカットのトルコ石(ターコイズ)が5石並んだ美しいデザイン。パッと目を引く鮮やかなブルーが印象的ですが、よく見ると1石1石が微妙に異なる水色で、空色からわずかにグリーンを帯びたものまで、天然石だからこその豊かな表情を楽しめます。
石座にはくるんと巻いたスクロールワーク(渦巻き模様)が施されており、側面や裏側まで丁寧な作りです。トルコ石には目立つ傷やカケもなく、130年以上の時を経たアンティークリングとは思えない美し状態です。このような作りの良さとコンディションを兼ね備えたトルコ石のアンティークリングは、意外と数が少ないため貴重です。
地金は18金イエローゴールド。重量は4.1グラム。しっかりとした厚みのある贅沢な作りになっております。ターコイズの大きさは、センター縦6ミリ×横5ミリ、縦5ミリ×横3.8ミリ、両端縦3.5ミリ×横3ミリ。リングのヘッド部分は縦6ミリ×横18.5ミリ。指に広がる横長のシルエットです。
現代ではカジュアルな印象を持たれがちなトルコ石ですが、ヴィクトリア時代には上質なジュエリーに数多く用いられた人気の宝石でした。ヴィクトリア女王もトルコ石をあしらったジュエリーを愛用したことで知られています。当時、トルコ石はゴールドと組み合わせた優雅なジュエリーに仕立てられ、貴婦人たちの装いを彩りました。
リングの内側には、18金の刻印と、メーカーズマークがくっきりと残っています。「JBs」というマークから、当時上質なジュエリーを仕立てていたことで知られるバーミンガムのグレートハンプトンストリートに工房を構えていた、Jackson Brothersによるものであることが分かります。細やかな作りからもその技術力の高さがうかがえます。手元を格調高く演出する美しいアンティークトルコ石リングです。
【宝石鑑別機関のソーティングについて】
ソーティングでは、トルコ石に「光沢および耐久性の改善を目的とした透明材の含浸処理」が認められています。トルコ石には古くからワックスやオイルなどを用いた保護処理が行われてきた歴史があり、個人的には、石の風合いや色合いから、古い時代に施された処理と推測しております。
◆ 素材 18金、トルコ石
◆ 年代 1890年頃
◆ 国名 イギリス
◆ サイズ 11.5号(
サイズ直しについて)
◆ 重量 4.1グラム
リングに「18ct」と18金の刻印、メーカーズマーク入り。アンティーク18金トルコ石リングは良い状態です。