アンティーク18金ローズカットダイヤモンド5石リング
1890年のイギリス製アンティークリングです。ダイヤモンドが横に5石並んだ、イギリスアンティークリングの定番デザインです。定番とはいえ、同じものはひとつとして存在しません。使用されているのは、ハンドカットのローズカットダイヤモンド。一石一石は小ぶりですが、5石並び不規則に輝きます。ダイヤモンドの大きさは、センターストーンが2.3ミリ×2.7ミリ、その両隣は2.2ミリ、両端は1.6ミリ(それぞれ微妙にサイズが異なるため、おおよその目安となります)。
透き通った氷をザクザクとカットしたようなダイヤモンドは、一石ずつカットが異なり、太陽の光を乱反射します。現在の計算し尽くされた機械カットの画一的なダイヤモンドにはない魅力があります。
地金は18金。リング内側のホールマークがくっきりと残っています。またホールマークの他に、手彫りで日付「1891」(1891年)と、メッセージ「F. Mc. D to J. Mc. K」(F. Mc. DからJ. Mc. Kへ)が刻まれています。イニシャルと姓の一部を刻むスタイルは、当時の家柄を重んじる文化を示しており、おそらく婚約指輪として贈られたものと思われます。
こちらのリングは長年在庫として大切に保管してきたコレクションの一つです。ローズカットダイヤモンド5石リングを探しているけれど、なかなか見つからない、という方も多いのではないでしょうか。特に最近では、5石すべてがローズカットダイヤモンドのものは、ますます希少になっています。約135年もの間、静かに輝き続けてきたリング。時を超えて寄り添う特別な存在になるはずです。
◆ 素材 18金、ダイヤモンド
◆ 年代 1890年
◆ 国名 イギリス
◆ サイズ 12.5号(
サイズ直しについて)
◆ 重量 2.4グラム
リングに18金、1890年を示すイギリスのホールマーク(刻印)、メーカーのマーク入り。アンティーク18金ローズカットダイヤモンド5石リングは良い状態です。