アンティーク18金ウォッチキー・ペンダント
1890年頃のフランス製アンティークウォッチキーです。ウォッチキーは、懐中時計のぜんまいを巻くために使われていた小さな鍵で、実用性だけでなく、持ち主の美意識を映す装身具としての役割もありました。こちらの小さなウォッチキーにも、アンティークらしい美しい細工が詰まっています。小さなガラスパールの装飾がアクセントになっています。
地金は、全体が18金で作られており、先端の筒状の内部には実際に巻き上げ用のメタルが入っています。かつて使用されていた形跡があり、先端のゴールド部分には、矢印で示した箇所に少し摩耗があり、下地のメタルがのぞいていますが、ペンダントとしての使用にはまったく問題ありません。ウォッチキーは構造上、ゼンマイを巻く際に力がかかるため、芯に鉄や真鍮などのメタルが入っているのが一般的です。ゴールド製であっても、芯を使わずに全体をゴールドだけで作ることはまずなく、このキーも当時の実用性を考慮した構造です。
アンティークウォッチキーには合金製や低カラットゴールド製のものが多く、18金が使われているものは希少です。さらにこちらには、フランス製18金であることを示すホールマーク(鷲の頭)が入っており、コレクター心をくすぐります。
小さなサイズ感や繊細な装飾から、当時は女性用の懐中時計用だったと思われます。ガウンのポケットに忍ばせた小さな時計、サロンで針を巻く優雅な所作、あるいはドレッサーの上に並ぶ金細工の品々。そんな日常の一場面を、思い起こさせてくれるような佇まいです。
小さなウォッチキーですので、チャームのようにお手持ちのブレスレットに合わせたり、ペンダントと重ねて着けるのもおすすめです。
◆ 素材 18金、メタル(筒内側)、ガラスパール
◆ 年代 1890年頃
◆ 国名 フランス
◆ サイズ 長さ27ミリ
◆ 重量 1.1グラム
ウォッチキーにフランスの18金を示すホールマーク(鷲の頭)入り。先端のゴールドに少し摩耗が見られますが、ウォッチキー全体は良い状態です。※チェーンは商品には含まれません。※こちらの商品はレターパックプラスでお届けいたします。お届け日時のご指定ができませんので、あらかじめご了承ください。