アンティーク18金合成ルビーダイヤモンドリング
1913年のイギリス製アンティークリングです。燃えるようなヴィヴィッドレッドの目の覚めるような赤色の石と小さなダイヤモンドが交互に並び指先を彩ります。鮮やかな赤の3石は、当時最先端だった合成ルビーです。合成ルビーとは、化学組成や硬度、屈折率が天然のルビーとまったく同じ人工宝石です。実はその歴史は意外と古く、19世紀末にはすでにフランスの科学者ヴェルヌイユ(ベルヌーイ)によって製造方法が確立され、1900年代初頭には広く宝飾品に使われていました。合成宝石の中でも特に古い時代に作られた「クラシック・シンセティック」と呼ばれるタイプです。
合成とはいえ、その透明感や色の鮮やかさは天然に引けを取らず、時にそれ以上の美しさを見せることもあります。ルビーの間には、小さなオールドカットダイヤモンドが2石。うち1石にはごく小さなカケがありますが、肉眼ではほとんど見えない程度です。
地金は18金。イエローゴールドに、ビビッドな赤、そして透明なダイヤモンドが映え、メリハリのある華やかさが印象的。100年以上前に人の手で生み出された人工宝石と職人の技術が融合した、時代を映す美しいアンティークリングです。
◆ 素材 18金、合成ルビー、ダイヤモンド
◆ 年代 1913年
◆ 国名 イギリス
◆ サイズ 13.5号-14号(
サイズ直しについて)
◆ 重量 2.9グラム
リングに、18金、1913年を示すイギリスのホールマーク(刻印)入り。ダイヤモンド1石に肉眼では確認しずらい非常に小さなカケがありますが、アンティーク18金合成ルビー&ダイヤモンドリングは良い状態です。