アンティーク18金ローズカットダイヤモンドスタッドピアス
1860年頃のフランス製アンティークピアス。重厚感たっぷりの堂々たる風格に迫力さえ感じさせるローズカットダイヤモンドの輝きです。第二帝政期(ナポレオン3世皇帝時代)独特の装飾的でありながら、全体的に骨太でボリュームのあるデザイン。きのこの傘のように高く盛り上がったフォルムはどの角度から見ても美しく存在感があります。
ダイヤモンドは光が当たると、星の瞬きのように一瞬ぴかっと鋭く輝きます。ダイヤモンドは高い爪で留められているように見えますが、爪ではなく不規則な形状のダイヤモンドの周囲をゴールドで覆った覆輪留めにされています。爪の間にはフルール・ド・リス(百合もしくはアヤメの紋章)の彫金細工が施され、華やかさを添えています。
ダイヤモンドは裏が閉じられたクローズドセッティング。見えないセッティングの裏まで手の込んだ作りになっています。ダイヤモンドは約5ミリ。(不規則な形なので大体の大きさです。)写真ではダイヤモンドの輝きを捉えきれないため、インスタグラムに動画を載せていますので、そちらもご覧ください。
地金は18金。ピンクを帯びたリッチな色合いのゴールドです。スタッドピアスなのですが、おそらく元は別の留め具だったピアスを、もっと後の時代(1920年-1930年頃)に現在の状態にリフォームしたものと思われます。ポスト(耳に通す棒)の長さが6ミリと短めで、キャッチが少し特殊な作りになっています。キャッチは周囲の突起(どの突起でも)を両側から押すと、ポストを入れる穴が開閉します。この穴は突き抜けておらず、裏が閉じられていて、ポストのへこみ部分にキャッチがカチッとはまって留まります。少々特殊な作りとはいっても、装着は難しくなく、一般的なキャッチよりしっかり留まります。
ポストが短いので、耳たぶが薄い方用のピアスです。ポストを交換すると別途費用がかかり、キャッチも交換となってしまうため、このまま販売させていただきます。ポストの交換をご希望される方はご相談ください。(ポストの交換を前提としてその分販売価格を抑えております。)
◆ 素材 18金、ダイヤモンド
◆ 年代 1860年頃(ピアス本体)
◆ 国名 フランス
◆ サイズ 直径11.5ミリ×高さ7.5ミリ(ポスト含まず)
◆ 重量 4.7グラム
キャッチに18金を示すフランスのホールマーク(鷲の頭)入り。本体、キャッチすべてゴールドテスターにて18金と確認済み。アンティーク18金ローズカットダイヤモンドピアスは良い状態です。