ヴィクトリアン12金結婚指輪
1878年のイギリス製。ヴィクトリア時代の超レアな結婚指輪です。こちらのリングは、12金で作られているのですが、12金のジュエリーは非常に数が少なく、ホールマークまでくっきり残っているものは滅多に見つかりません。12金のホールマークが入ったジュエリーは、15金と同じく1932年に製造が廃止されたため、アンティークでしか見られない素材(ホールマーク入りの製品)です。15金も貴重ではありますが、12金は15金よりもずっと数が少なく、私自身、12金のホールマークが入ったジュエリーは、こちらのリングしか入手したことがありません。今後、出会うことは非常に難しいと考えています。
パネル状になった9面に、異なる2つのパターンの模様が交互に彫られています。白の矢印で示した箇所のみ、同じ模様が隣同士になっています。おそらく、過去にサイズ直しされたことによるものだと思われますが、裏をルーペでじっくり確認してうっすらと痕が確認できる程度で、高度な技術を要す難しいサイズ直しを、見た目に違和感なく、これ以上ない程きれいに仕上げています。さらには、ホールマークまでも完璧に残っており、よく残していてくれました、と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
地金はややピンクを帯びた12金。リングのサイズは約8.5号。幅は6ミリ。145年という長い歳月を経て今なお美しい稀少なアンティーク結婚指輪です。
◆ 素材 12金
◆ 年代 1878年
◆ 国名 イギリス
◆ サイズ 8.5号(サイズ直し不可)
◆ 重量 2.6グラム
リングに12金、1878年を示すイギリスのホールマーク(刻印)、メーカーマーク入り。ヴィクトリアン12金結婚指輪は良い状態です。