アンティーク18金MIZPAHリング

1896年のイギリス製アンティークリングです。MIZPAH（ミズパ）ジュエリーはヴィクトリア時代に人気のあったジュエリーで、恋人や親友など大切な人としばらく離れ離れになる時に贈り合ったジュエリーです。

MIZPAHとは、旧約聖書、創世記の一節に登場する「見張り塔」のことです。ラバンとヤコブが互いに交わした約束が守られるように、約束を交わした証拠として石を重ねた「見張り塔」を作ったのです。そしてこう言います。「The LORD watch between me and thee, when we are absent one from another.」 「われわれが互いに離れていても、約束が守られるよう主がわたしとあなたを見守り（見張り）ますように。」

このように、元々は約束を守る「見張り塔」という意味でしたが、「離れていても、主があなたとわたしを見守りますように。」という言葉から、MIZPAHは離れている者同士の絆のシンボルとなりました。大切な人と離れ離れになる時に無事に戻ってきますように、という願いを込めてMIZPAHの文字が刻まれたジュエリーが贈られるようになったのです。

シンプルながら立体的なMIAPAHの文字が美しいヴィクトリア時代のMIZPAHリングです。地金は18金。幅は一番太い前部分が7.3ミリ、一番細い後ろ部分の幅は2.7ミリ。指なじみのよいリングで、普段使いにもぴったりの美しいアンティークリングです。


● 素材　　18金
● 年代　　1896年頃
● 国名　　イギリス
● サイズ　　11.5号（サイズお直しについて）
● 重量　　3.4グラム


リング内側に18金、1896年を示すイギリスのホールマーク（刻印）入り。アンティーク18金MIZPAHリングは良い状態です。