アンティーク18金大粒シンセティックルビーダイヤモンドリング
1920年頃のフランス製アンティークリングです。吸い込まれそうなほど美しい大粒の鮮やかな赤い石はシンセティックルビー(合成ルビー)です。合成ルビーは人工的に作られた初めての宝石で、1902年にフランスの化学者ベルヌーイが、ベルヌーイ法(火炎溶融法)によってジュエリーに使用できる大きなサイズの合成ルビーを作り出すのに成功したことを発表しました。その後、1910年前後には実際にジュエリーに使われ始め、当時の人々は天然ルビー以上に美しい色の合成ルビーに魅了されました。合成ルピーは人工的に作られたものですが、天然ルビーと全く同じ化学組成で、硬度や性質なども天然ルビーとすべて同じです。 このように天然ルビーと合成ルビーは科学的には同じ物質ですが、価格は天然のものは数十倍します。こちらのリングも美しさは天然のルビーには負けない程、もしくはそれ以上に美しいのですが、合成石のため比べ物にならない程リーズナブルになっています。
目の覚めるほど美しい合成ルビーの周りを囲んでいるのは、ローズカットのダイヤモンドです。ダイヤはもちろん天然です。ややラフなカットのローズカットで、大きさは1.8ミリ〜2ミリとルビーを引き立てるだけにしては十分すぎるボリュームで煌びやかに輝きます。合成ルビーの大きさは6.5ミリ。リングのフェイスは14.5ミリ。地金はダイヤセッティングはプラチナで、リング全体は18金イエローゴールド。
宝石の美しさが際立ったリングですが、細工も細やかでとても丁寧に仕上げられています。ルビーの周囲とダイヤの周囲にびっしり細かく打たれたミルグレイン(ミル打ち)はアンティークならではです。台座裏の透かしも美しく、角度を変えてはうっとりと見とれてしまいます。華やかで優雅な素晴らしいアンティークリングです。
● 素材 18金、プラチナ、合成ルビー、ダイヤモンド
● 年代 1920年頃
● 国名 フランス
● サイズ 13号-13.5号(
サイズお直しについて)
● 重量 4.1グラム
リング外側に18金のホールマーク(刻印)入り。アンティーク18金シンセティックルビーダイヤモンドリングは良い状態です。