ゴールドジュエリーについて



アンティークジュエリーには、刻印がまったく入っていない、またはサイズ直しや経年により刻印が消えてしまったゴールドジュエリーが数多くあります。当店では、刻印の入っていなアンティークジュエリーを、ゴールドテスターを使用して金の純度・含有率を調べています。同じゴールドでも純度によってそれぞれ特徴があります。当店で扱っている主なゴールドの純度は、K9(9金)、K10(10金)、K14(14金)、K15(15金)、K18(18金)となっています。
 


9金

24金が含有率100%なのに対し、9金とは24分の9、つまり37.5%は金で、 残り62.5%は銅や銀が含まれています。イギリスのジュエリー、アンティークジュエリーによく使われている9金ですが、18金よりも硬く、風合いのある渋めの色合いが特徴です。
 


10金

金の含有率約42%で、残り58%は銅や銀が含まれています。アメリカのジュエリーに使用されることがあります。

  


14金

金の含有率58.33%で、残り41.67%は銅や銀が含まれています。アメリカのゴールドジュエリーは14金が主流です。18金よりも硬くて傷がつきにくい、というのが理由のようです。

 


15金

金の含有率62.5%で、残り37.5%は銅や銀が含まれています。15金はアンティークジュエリーにしか使用されていない素材です。15金がイギリスのゴールドの法定基準として定められていたのは1854年から1932年という短い期間でした。
  


18金

金の含有率75%で、残り25%は銅や銀が含まれています。加工がしやすく、繊細なジュエリーを作るのに向いています。金の含有率が高いため、色合いも豊かで濃いことが多いです。